ココナラでは個人から企業までさまざまな出品者がいるため、スキルが高くて安いサービスを受けられると好評ですが、購入者にもサービス手数料が発生することに注意が必要です。
購入者が負担するサービス手数料はそれほど高額ではありませんが、知らないと思ったより合計金額が高くなってしまうなどのトラブルになる可能性もあります。
本記事では、ココナラのサービス手数料の概要や計算方法、他のサイトとの手数料の比較などについて解説します。

誰でも簡単に計算できるツールもオリジナルで作成しましたので、ぜひ活用してみてくださいね!
ココナラの購入者が支払うサービス手数料

ココナラの購入者が支払う手数料は、「サービス料金」に加えて発生する「サービス手数料」と、その手数料にかかる「消費税」の合算で計算されます。
これらは、依頼を出品者に仲介し、安全な取引環境を提供するための費用ですが、どのくらいの費用が発生するのかみていきましょう。
① サービス手数料が原則5.5%
ココナラで購入者が支払うサービス手数料は、すべてのサービス(通常のスキル、コンテンツ、ビデオチャットなど)に対して一律5.5%が適用されます。
この手数料額は、小数点第一位が四捨五入で計算され、最終的な支払い金額にそのまま追加されることになります。
たとえば1,000円のコンテンツを購入する場合、手数料55円が追加され、合計で1,055円を支払う必要があり、この計算方法を把握しておくことが大切です。
② 手数料は「個別の金額ごと」に計算される
ココナラでの手数料計算の最も重要なルールは、サービスやオプションの「合計金額」に対して手数料が計算されるのではなく、購入する「個別の金額ごと」に手数料が計算されるという点です。
基本料金(サービス本体価格)、有料オプション、おひねりなど、すべてがそれぞれ個別に手数料(5.5%)の対象となります。
そして、それぞれの手数料額は小数点第一位で四捨五入されます。そのため、同じ金額のオプションを購入する場合でも、一度にまとめて購入するか、複数回に分けて購入するかによって、この四捨五入の端数処理が変わり、最終的な支払い合計額に1円程度のわずかな差が生じることがあります。
購入者の最終的な支払い金額は、これら個別の手数料をすべて合算したものになります。
(参照:ココナラ「サービス手数料について」)
③見落としがちな消費税とインボイスの考慮点
ココナラの購入者が支払う消費税は、サービスそのものにかかるのではなく、支払う「サービス手数料」に対して発生します。
ただし、インボイス発行事業者として登録している出品者から「コンテンツ」を購入する場合、コンテンツ料金自体にも消費税が含まれるため、計算が少し複雑になります。
この場合、消費税を含んだコンテンツ価格全体に対して手数料5.5%が計算されるため、手数料の金額が増加します。
たとえば、出品者がインボイス登録をしている1,000円(税抜き)のコンテンツを購入すると、消費税100円を加えた1,100円に対して手数料が計算され、最終的な支払い金額は1,161円となるため、このインボイス登録の有無が最終的な支払い金額に影響を与えることを知っておく必要があります。
④手数料なしの取引は可能?
ココナラのシステムを通して依頼を行う限り、サービス手数料の支払いを避けることはできません。
ココナラは、購入者が安全に取引を進められるよう、代金の一時預かりや出品者とのスムーズなやり取りの場を提供しています。
サービス手数料は、これらの安全な取引を支えるための対価として必要な金額です。
手数料を考慮せずに出品者と直接取引をしようとすると、ココナラの規約違反となり、トラブルが発生した際の保証も受けられなくなってしまいます。
安心して質の高いスキルを購入するためにも、手数料を理解し、ココナラのプラットフォームを適切に活用しましょう。
ココナラのサービス手数料の計算方法

ココナラでの依頼で「結局いくら支払うことになるの?」という疑問を解消するため、具体的な計算手順と、便利な計算ツールの活用方法を解説します。
① 基本料金+手数料の合計金額を自分で計算する
ココナラの手数料計算を自分で行うには、まずサービス価格とサービス手数料率を考慮します。
購入者として、基本となるサービス価格に手数料率の一律5.5%をかけた金額を算出し、その金額にさらに消費税10%をかけて最終的な手数料の金額を求めます。
最後に、元のサービス価格にこの最終的な手数料を追加した金額が、あなたが出品者に支払うことになる合計金額です。
この手順を踏めば、大きな金額の依頼でも、支払い金額を正確に計算することができます。
② 有料オプションや「おひねり」の手数料計算方法
先ほどもお伝えしたとおり、、有料オプションや「おひねり」の手数料は、サービス価格の手数料とは分けて、それぞれ個別に計算されるというルールがあります。
それぞれの金額に対して一律5.5%の手数料率が適用され、小数点第一位で四捨五入されるため、発注の仕方(たとえば1,000円のオプションを1回買うか、500円のオプションを2回買うか)によって、最終支払い金額に1円程度のわずかな差が生じることがあります。
購入者の最終支払い金額は、すべてのサービス価格、有料オプション、おひねりのそれぞれに個別計算された手数料を合算したものとなります。
この計算方法を知っておくことで、予期せぬ支払い金額の増加を防ぐことができます。
③サービス手数料がすぐにわかる計算ツール
ココナラの手数料計算は、インボイス登録の有無などによって計算が複雑になるため、計算ツールの活用が非常に有効です。
以下のオリジナル計算ツールを活用して、今すぐサービス手数料を計算してみましょう!
ココナラ購入者向け 手数料計算ツール
最終的なお支払い金額(手数料・消費税込み)を計算します。購入者手数料は**一律5.5%**で計算します。
※サービス価格(税抜)を入力してください。
※インボイス登録の有無により、手数料の計算方法が変わります。
ココナラのサービス手数料に関する知っておくべきポイント

ココナラでは、提供されるスキルの形態によって、手数料が無料になるなど、例外的なルールが存在します。
購入者として依頼する際、サービスごとに注意すべき点を理解しておくことが大切です。
① 「電話相談」サービスは購入者手数料が無料
ココナラの「電話相談」サービスは、分単位で価格が設定されていますが、購入者が支払うサービス手数料は無料です。
これは通常のサービス(一律5.5%)とは異なる大きなメリットです。
手数料が無料であるため、通話時間に応じた料金(消費税込み)がそのまま最終支払い金額になります。
依頼する前に、分単位の料金を把握しておけば、手数料の負担なく、価格を考慮した計画的な依頼が可能になります。
② ビデオチャットサービスの手数料も一律5.5%
ビデオチャットサービスは、電話相談とは異なり、通常のサービスと同様に購入者手数料は一律5.5%が適用されます。
リアルタイムでのやり取りとなるビデオチャットでも、追加の手数料負担があることを知っておきましょう。
購入者として、ビデオチャットを利用した依頼を行う際は、この一律の手数料率を基本料金に適用して計算し、最終支払い金額を計算しましょう。
③ 「おひねり」にも一律5.5%の手数料と消費税がかかる
おひねりは、出品者への感謝の気持ちを込めて購入者が追加で支払う金額ですが、このおひねりにも通常のサービス価格と同様に一律5.5%のサービス手数料がかかり、さらにその手数料に対して消費税が追加で発生します。
計算する際は、おひねりの金額に手数料率をかけてサービス手数料を算出し、消費税を追加して最終的な支払い金額を決定します。
▶︎おひねりとは?
主要競合サービスとの購入者手数料比較

ココナラを利用する購入者が最も気になる点のひとつは、他のクラウドソーシングサービスと比較して手数料がどうなっているかという点でしょう。
ココナラでは一律5.5%のサービス手数料が発生しますが、主要な競合サービスでは、購入者(発注者)側のシステム利用料は無料となっていることがほとんどです。
具体的な手数料の違いは以下のとおりです。
プラットフォーム | 購入者(発注者)手数料(税込み) |
---|---|
ココナラ | 5.5% |
クラウドワークス | 無料(0%) |
ランサーズ | 無料(0%) |
スキルクラウド | 無料(0%) |
shufti(シュフティ) | 無料(0%) |
WorkAny(ワークエニー) | 無料(0%) |
shinobiライティング | 発注金額が5,000円(税抜)未満の場合、事務手数料として別途176円(税込)が発生 |
サグーワークス | 無料(0%) |
パーク | 無料(0%) |
このように、ココナラは購入者側に手数料が発生しますが、その代わり出品されているスキルの幅が広く、取引の手厚いサポートが魅力です。最終的な支払い金額を比較する際は、この手数料の違いをかならず考慮に入れましょう。

ココナラはサービス手数料がかかるけど、サービスそのものの価格が安いことが多いから、ほかのサイトに比べて支払う金額は安いことも多いですよね!
ココナラのサービス手数料に関するよくある質問(FAQ)

ココナラ 手数料 計算について、購入者の皆様が依頼前に抱きやすい具体的な疑問をQ&A形式でまとめています。取引を進める上での不安を解消するためにかならずご確認ください。
- Qサービス価格が安くなると、手数料の割合も変わるの?
- A
ココナラで購入者が支払うサービス手数料率は、サービス価格にかかわらず一律5.5%です。そのため、サービス価格が安くなっても、手数料の割合(5.5%)自体が変わることはありません。ただし、サービス価格が高くなれば、最終的な手数料の金額は当然ながら大きくなります。最終的な支払い金額を計算する際には、サービス価格に対して常に一律5.5%をかけることを覚えておくことが大切です。
- Q支払い方法によって手数料は変わるの?
- A
ココナラでは、クレジットカード支払い、コンビニ支払いなど、さまざまな支払い方法を活用できますが、基本的に購入者が支払うサービス手数料の金額は、どの支払い方法を選択しても変わりません。サービス手数料は、購入したサービス価格と一律5.5%の手数料率に基づいて計算されるため、支払いの方法に影響されることはありません。ただし、コンビニ支払いなどを選択した場合、ココナラとは別に、支払い代行業者による別途の手数料が追加で必要になる場合があるため、支払い手続きの際にかならず確認しましょう。
- Q「おひねり」にも消費税はかかるの?
- A
はい、おひねりとして出品者に追加で支払う金額にも、通常のサービス価格と同様にサービス手数料(一律5.5%)がかかり、そのサービス手数料に対して消費税10%が追加で発生します。おひねりの金額がそのまま出品者の手元に入るわけではなく、サービス手数料と消費税が引かれた金額が出品者の報酬となる仕組みです。購入者が支払う総額は、「おひねりの金額」+「おひねりに対するサービス手数料」+「サービス手数料に対する消費税」の合算となります。
- Q支払い金額が途中で増えることはある?
- A
基本的に、依頼を出品者に確定した後、ココナラの手数料やサービス価格が購入者の意思とは無関係に途中で増えることはありません。最終的な支払い金額は、依頼確定時に提示された金額(サービス価格+手数料+消費税+有料オプション)で固定されます。ただし、依頼の取引が始まった後に、購入者が出品者に追加の作業を依頼し、その対価として有料オプションやおひねりを追加で購入した場合は、当然ながら支払い金額が増えます。
- Q手数料が一番安くなるサービス価格は?
- A
ココナラの手数料率は一律5.5%であるため、手数料の割合が最も安くなるのは、サービス価格にかかわらず同じです。購入者としては、手数料の安さだけで依頼するサービスを選ぶのではなく、出品者のスキルやデザインの質を考慮することが最も大切です。計算ツールを活用して、手数料を考慮した総額を把握し、納得できる価格で依頼を進めましょう。
まとめ|ココナラのサービス手数料を理解して納得した依頼をしましょう!
ココナラでスキルやデザインを依頼する購入者の皆様にとって、ココナラ 手数料 計算の仕組みを理解することは、予算を明確にし、安心して取引を進めるためのかならず必要なステップです。
サービス価格に加えてサービス手数料とその消費税が追加されること、そして手数料率が一律5.5%であることを理解しておけば、最終的な支払い金額を正確に予測できます。
ただし、「電話相談サービス」は購入者手数料が無料となる例外があるため、利用前にかならず確認しましょう。
特に、有料オプションや「おひねり」にも手数料と消費税がかかること、出品者のインボイス登録の有無で最終的な支払い金額が変わることを考慮することが大切です。
計算ツールを活用すれば、複雑な計算も瞬時に解決できます。
この情報を活用して、ココナラでの依頼を不安なく進め、理想のスキルを手元に受け取りましょう。